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2006年9月

2006年9月30日 (土)

秋空は何時

見上ぐれば我が視界なる狭き空今日も淀みて秋の陽待たるる

今年はお天気の悪い日が多いですね。病は気からと言うけれど、病はお天気からですね? 私流だと、やはり青く澄みきった秋空が待たれます。
おととい、珍しく庭の木に秋茜(あかとんぼ)が一匹いると看護婦さんが起こして、教えて呉れました。やっと見つけて、子供の様にはしゃいでしまいました。
都会では赤とんぼも珍しくなりました。安部総理ではないが、美しい日本にしたいですね。自然の多い。

2006年9月29日 (金)

お母さん

亡き母に似て来し顔と声、しぐさ鏡の中に我と亡母あり

此の年になっても、やはりつい辛い時「お母さん」と、呼んでしまう。天国の母もさぞ驚いている事でしょうね。
幾つになってもお母さんの存在は大きく、一番会いたい人です。私も歳を取り、「おばあちゃんにそっくり」と子供達に言われ、自分でも本当に似てきたと、鏡を見るたびに懐かしく母を思い出しています。
私もお母さんなのに、子供や孫達に懐かしく思われる良い母親であるかしら?こちらは、世話をかけながらも
娘、孫、の事をいつも心配し、かわいくて、幸せを祈っているのですが。今からでも、遅くない、いい母親になろう。

2006年9月28日 (木)

友情

病む我の痛み癒えしを念じつつ写経し呉れし友あり嬉し

もう十数年閉じこもりの私に、お友達が色々な形で「お返事はいりません」とお手紙を書いて下さったり、お茶も出せないのに、全て手持ちでお見舞いに来て下さったり……
その中のお一人が、私のために心をこめて写経をしてくださり、私は何の恩返しも出来ないのに、唯々有り難く嬉しく受けて感謝の日々です。
お友達って本当に宝ですね。
皆の暖かい見守りの中で、頑張って生きてます。

彼岸花

夏花の終わりて寂しき庭隅に一際目立つ彼岸花の群れ

いつの間にか、季節は移ってあまり夏らしい思い出も無いうちに、秋の気配が濃くなりました。
それでも夏の間は、朝顔をはじめ色とりどりの花が咲き乱れ、ベットから眺めて、楽しませてもらいました。
それらが無くなり、空ばかり見ておりましたら、アッと言う間に真っ赤な彼岸花が開きました。
今まであまり好きで無かった花ですが、赤い花ってきれいですね。もうお彼岸はとっくに過ぎたのに……
次は何の花が咲くか楽しみです。全て失ったけれど神様は頭、と口を残して下さり感謝してます。

2006年9月26日 (火)

寝覚め

目覚めれば痛みの続き始まりて今日一日を如何に耐えなむ

夜睡眠薬を飲んで、寝ている時が一番の幸せ。
体も侭ならず、痛みに効く薬も無く、唯々一日の過ぎて叉寝るのが楽しみな毎日。
でもスポーツやドキュメンタリー、ニュース等のテレビは見ています。
(天候に痛みが左右されますので、お天気博士?です)

2006年9月25日 (月)

励まし

頑張れと励まし呉れど我が力何処にありやじっと手を見る。

先生方、看護婦さん、お友達、そして愛する家族の皆が
治す方法が無く苦しむ私に 「頑張って」と色々優しく元気づけて呉れるけれど、どう頑張ったらいいのか。 
やはり明るく笑顔で、頑張るしきゃ無いか。辛いですね。

2006年9月24日 (日)

ベット生活

入退院繰り返し居れば我が暮らし狭きベットで事足りて悲し

今日は晴れ 、狭い視界の中の空に白い雲が美しい。
広い素敵な部屋は今の私にはいらない。
寝たきりの私にはベットの脇の台の上、手の届く所必要な物は全て並べてある。
枕元には電話といくつかのリモコン、テッシュ類、ベットの柵の左右にある100円ショップの吊り篭には化粧水、薬等ぎっしり、本当に此のベットの上で毎日全ての生活が出来ます。
でも悲しいですね。入院の様でもおじゃべり出来ないし。

2006年9月23日 (土)

退院

退院し家路辿れば久々の街も家並も新しく見ゆ

病室で仲の良いお友達が出来て、苦しいなりにいい思い出になり退院の別れが辛かったけれど、
長いあいだの入院でいざ家に向かった車の中から 懐かしい道を通る時、
長年通い慣れた道なのに、 新しい道を知らない所につれていかれる様な、物珍しく複雑な気持ちでした。

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